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やすらかなる国

9月だというのに東京は連日の夏日。今年は冷夏と諦めかけていたところにカウンターパンチを食らった気分。

まあそれはさておき「やすらかなる国」シリーズの第三弾。いやはや二月ほどの休刊状態で時々こちらにいらしては「どうなってるんだろう?」などと思われた方もいらしたのではないでしょうか。別にどこか遠くの国に出かけてたとか、急病に罹ったとか、やたら忙しくてとか・・・え~え~単なる怠け癖が出てしまっただけなんです。この場を借りて「申し訳ありませんでした」と。ではでは続きと参りますか。

バンコクといえば水路の発達した都市としても有名。その中心を流れるのがチャオプラヤー川(メナム川)。さしずめ大阪なら淀川、東京なら隅田川あたりを想像していただきたい。その比較的大きな川を所狭しと様々な船達が往来しているのが日本と大きな違いかもしれない。

定期的にやって来る市民の足である水上バスは所々にある停留所のようなところから気軽に乗れ、バンコクという激しい渋滞の都市をストレス無しに移動できる便利な乗り物。

川沿いにある高級ホテルを宿にしていればもうそこが停留所になってるので便利なことこの上ないのである。まあ僕自身はその時もその後プライベートで訪れた際(4~5回も行ったのでしょうか)にも高級ホテルとはほど遠いところに滞在していたのでそう言った快適さとは無縁だったのですが。

しかし幸運なことにその時は仕事で行っていたせいもありスタッフというか現地のお金持ちのご子息と思われるボンボンとお嬢様のお二人が親切にもガイド代わりに付き添ってくれることに。その日は水上タクシーをチャーターしてどこかへ出かけようということになり・・・これって観光客が何の知識もなしにやると相当ボラれるらしいのですが、今回は当然それもなんなくクリアー。

最初こそこれってどうなんだろうなんて訝っていたのですが、乗ってみるとこれが楽しいのなんのってもう!やたらと細長い船体(横には無理して二人まあ普通は一人が快適だったような)にバンドの有志たちが乗り込み目的地も定めずに出発進行。多分前出のお二人が色々と考えてくれていたんだと思いますが、浮かれてるこっちはそんなことに気がつくはずもなく・・・何処行ってもそれやってるんだから駄目な奴とレッテルを貼られるの致し方ないか。

まず一番最初に驚いたのはそのエンジン。細長いもの干し竿の先に自動車のエンジンをくっつけたような原始的な発動機でがんがん飛ばすわけです。もうそれが興奮しないでいられましょうか。気がついたら客席を飛び出して船の先端の甲板とも鼻っ面ともつかない狭い所に乗り出して気分は水上ジェットコースター。水上に立ち並ぶ民家の間をぐんぐんと進んでいくのですね。

広い水路から急に狭い水路に入り込んだり。急に止まったかと思うと横には物売りのおばさんが船中に色々な飲食物を乗せて売ってたりと。およそ東京暮らししてる人間には想像すら出来ない場面の連続。走り出して間もなく自分がいったい何処にいてどの方角に向かってるかさっぱり分からなくなってしまいました。まあそれも人任せの気楽さで何の心配もせずに楽しんでいたんですが。

バンコクといえば国際会議が催されたりとかなり先進国的イメージがあるかもしれせんが、人々の暮らしはまだまだ貧しいもの。水路には所狭しと水上建て増しの家々が並んでいる。それも現実なのですね。そこで人々は食器をあらい、身体を清め、更に下の用まで済ませているようなのです。その水と言ったらドブ川といっても差し支えのないような有様なのに。

異国に身を置く快感に浸りながらもそんな現実も眼前には広がっている。なんとも形容しがたい気分を感じました。多分そう言ったカオス感が僕をアジアに引きつけて止まない原因なのかもしれないと、今になってそう思いますね。

まあそんな感じで水上で飲み物を買い、王宮のそばを通り抜け。都会の喧噪をすっかり忘れて矢のように過ぎた数時間でした。その印象はあれから随分と経ったいまでもかなり鮮明に記憶に残ってます。濃い原色の夢を見た数時間だったのかもしれません。

| Copyright 2003,09,10, Wednesday 07:59pm MichioKawano | comments (0) | trackback (0) |

 

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