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予兆

時々生まれ故郷で釣りをする。

勿論海のこともあるのだが川と言うことも多い。

南九州に位置する故郷の川は東京のようには整備されていなくて雑草もぼうぼう土手も土のままである。そんなところで父と一緒に釣りをするのである。

何が釣れるのだろうか?
鮎?

いやいやそんな高級な釣りなどは性分に合わない。と言うか道具もなければ技術も知識もないのであるからどだい無理な話。

川に持っていくのは細長いグラスファイバー製の釣り竿、針、糸、餌の差し虫(釣り用の蛆)、撒き餌そして魚籠(びく)ぐらいのものである。そしてのらりくらりと父のいつもの釣り場までついていって彼が指定した場所に釣り糸を垂らすのみ。何も考えていないのである。

撒き餌が効いてくるまでにほんの10分程度。川の上流めがけて投げ入れた浮きがゆっくりした流れに乗って中程に差し掛かった頃にはもうピクピクし始める。おもむろに釣り竿を上げればお魚ちゃんがぶら下がっているのである。

釣れるのは大体はハヤとかウグイとかそんなありふれた川魚。だが型の良い物は持って帰って母の手によって甘露煮となって食卓に並ぶのであるから馬鹿には出来ない。せっかく命を落としてくれたのだから有り難く頂くのである。

さてそんな川釣りをしてると急に曇ってくることがある。特に南九州はそう言うことが多いように思う。

そして曇ってきたなとおもっていたら冷たい風が吹いてくる。あぁやって来るぞ!とそう言う合図である。

四方を山に囲まれた釣り場の風上を見上げると雨がこちらに向かってやって来るのが見える。大概は暖かい時期に釣りをするので適当にやり過ごして雨が過ぎるのを待てばそれで良い。まぁちょっとしたスコールのようなものである。

今日もそんな予兆があった。勿論東京の話である。

今朝は起きたころからどんより曇っていて菜種梅雨という言葉がピッタリな天気。それでも午前中はなんとかもったもののちょうど正午頃に急に冷たい風が吹き出した。

でも周りを見渡しても何も変化は無いようである。やはり東京と田舎じゃ違うよなぁなんて思っていたらやってきた。

ボツボツ、ボツボツと大粒のやつが。あっという間にアスファルトの色が薄いグレーから濃いグレーに。

それは予兆と呼ぶには少々大げさかもしれないが、雨が降る兆し・・・いややはりそれは予兆だったのである。

| Copyright 2005,03,23, Wednesday 08:26pm MichioKawano | comments (0) | trackback (0) |

 

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