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遠い記憶

私が生まれたところ。

それは東京からかなり南下した宮崎県の日南市というところである。

かつては新婚旅行のメッカといえば熱海。それが今度は日南海岸となっていったのはちょうど
日本が高度成長期の真っ只中にあった時。

そんな日南市の生まれである私はれっきとした九州男児である。

いやいやこんなところで啖呵をきるつもりなどもうとうないのであるが。

かつて転勤族で日本を東に西にと移動を繰り返したあげく結局その日南で隠居をしている両親
に時々会いに行く。その息子である私は当然そのあおりを受け日南から荻窪、そして関西の尼
崎、甲子園そしてまたまた東京へと随分転校したのである。

でも春休み、夏休みともなれば親戚の多くいるその生まれ故郷によく帰ったものである。

そのたびに子供のころからアウトドア派であった私は釣りに泳ぎにと休むことを知らない少年で
あった。

その時分の春先からその地方でよく出回っていたのが「日向夏」。
これも高知の方では「小夏」とか呼ばれているらしいから全国共通の呼称ではないようだ。

この果物、見た目は何の変哲もないのだが、その食し方に特徴がある。
それは外の皮を薄く剥いて中の白い部分をなるべくたっぷり残して食べるのである。

大きさは10センチに満たないぐらいの小ぶりな身体にたっぷりと種があるものだから切り刻む
のが意外と厄介だったりする。最近では種無しなんてものも出回っているからそちらの方がお
勧めかもしれない。

その日向夏。
この甘酸っぱいかんきつを口にしては記憶にない生まれ故郷を思うのである。

| Copyright 2005,05,12, Thursday 10:14pm MichioKawano | comments (0) | trackback (0) |

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