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みみず君、さようなら!

世界には多種多様な生き物がいるのは皆さんご存知のこと。

今日ふと道端でみかけてた光景というか15分ほどのドラマというか・・・
草むらからなにやらヌメっとした生き物が視界の端っこにあらわれたのがそのはじまり。

そいつはグネグネしながらコンクリ(正確にはアスファルト)の路上に出てきて
体中を覆っているらしい粘液が真昼の太陽を怪しく鈍い光で反射しているさまは
まさにグロテスクという言葉がぴったり。

素手で触ろうなんて気は起こるはずも無い。

でもなんだかそいつの向かっている先はひたすら乾いている路面のようだ。
それは確実に死を意味する行為。

なぜだかその時彼に(彼女か)哀れを感じてしまったのは出会いってことか?
「おいおいそっち行くと死んじまうぞ!」
と靴底でもといた草むらになるべく刺激しないように戻そうと・・・
そのとたんグネグネと激しく動き回る。

その靴を履いている自分もその粘液で覆われたような気味悪さを感じる。

「やはりやめておけば良かった」

自然のものは自然に任せればよいのだ!
そう決心して様子をみることにした。

とにかく草むらまでは戻すことが出来たのでどうするのかと見ていると
しばらくピクリとも動かない。

テレビなどでもよく見かけるが、捕食者の目をくらますためにじっと動かないようにして
危機が通りすぎるのを待っているのか。なんせジュラシックパークでもあのティラノザウルス
でさえ動かないものには反応できない(見えなくなるらしい)のだから。

まぁでも日がな一日じっとしているわけにもいかずモゾモゾと。

そして向かう先はやはり太陽に焼かれたコンクリの路面。

何故なんだ!
何故!

でももう手出しはしないと心に決めてひたすら観察者に。

あれほど光っていた身体も砂にまみれ、灼熱の太陽にやかれ、乾燥した風にふかれ
みるも無残な光景へ。
でもひたすら右へ左へ無節操に動き回る。

やがて数分も経ったであろうか。
動きがやや変ってくる。
もうのた打ち回っていると表現がぴったりな状況に。

それまで見せることの無かった腹側(そんなものがあればだが)と背中を交互に見せつつ
もがきもがき苦しんでいるように見える。そうこうするうちに動きも鈍くなってきた。

やはり最後のチャンスをと気を取り直してそばの枯れた雑草を一本引き抜きそれで
彼をうまく乗せて草むらに運んだ。今回は抵抗する気もなさそうだ。

そして草むらに落とされた彼は雑草にからまってぐったりと動かない。

そう真昼にみた15分のドラマ。
それは何か不思議な気持ちを残したままその幕を閉じたのであった。



| Copyright 2007,06,08, Friday 12:33pm MichioKawano | comments (0) | trackback (0) |

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